一級建築士試験 2次試験(製図試験)6時間30分 一本勝負!

 

一級建築士試験 製図試験は6時間30分 一本勝負!

 

一級建築士試験の2次試験、製図試験についてまとめていきます。

とはいえ、私自身勉強中の身・・・過去2回製図試験を受験し、今年で3回目、ラストチャンスになります!記事をまとめながら、改めて手順を整理して勉強再開していきたいと考えています。

今年一緒に製図試験に挑む方はもちろん、これから一級建築士試験に挑戦する方にも製図試験とはどんなものか、参考にしていただければと思います。

 

試験日程

 

一級建築士試験は、1年に1回の試験です。1次試験の学科が7月初旬にあります。※2020年以降は東京オリンピックの影響で7月下旬になっています。

その学科試験直前に、製図試験の課題発表があります。過去5年の課題は以下の通りです。

・令和4年 事務所ビル

・令和3年 集合住宅

・令和2年 高齢者介護施設

・令和1年 美術館の分館(再試験も同じ)

・平成30年 健康づくりのためのスポーツ施設

ここからが本格的な製図試験のスタートです。課題にあった計画の仕方、建築設備の選択を学びます。

そして製図試験は、10月第1週に行われます。過去令和1年には台風の影響で受験できなかった方を対象に、翌年1月に順延したこともあります。

合格発表は、通常12/23〜12/26あたり。年末年始のメンタルに影響します。

 

試験時間

 

試験時間は、6時間30分一本勝負です。11:00〜17:30で途中軽食有りの変わった試験。

軽食といっても短時間で、製図用紙を汚さない物を選ぶ必要があります。そこでウイダーなどのゼリー食品やカロリーメイトのようなスティックタイプでエネルギー補給する方が多く見られます。実際に試験会場の周りには、各資格学校のスタッフがウイダーinゼリーを配っており、大きい製図板を持った受験生がそれを受け取っているというのが試験当日、朝の光景です。知らない方からしたら異様かもしれません。

私は空腹の方が集中出来るので、基本食べない派です。もし集中出来なくなるほどの空腹になったときのために一応持っていく程度です。実際に過去の試験当日はアドレナリンが出て、空腹なんて気付きませんでした。

時間がない中でも、作図に入る前や見直しに入る前に気分転換にトイレに行くという手は使っていました。一度リセットすることで、再度新鮮な目で見直すことが出来るようになります。

時間配分

課題文読み込み(20分)

さて、試験が始まる前に当然課題が配られます。過去にA3だった課題用紙が突如A2になったり、製図だけでなく計画の要点を書く記述問題が追加(=問題用紙が増える)されたりしています。それ以降は、その試験制度が継続されている傾向にあります。

課題文の中でも、毎年受験生が驚く新傾向の出題があります。面積指定があったものが無くなったり、階数指定も例年あったものが無くなったり、逆に防火設備や延焼ラインの記述が増えたり、といった内容です。課題文は特に慎重に読み込みます

ここは、難しく考えず、普段から勉強していればどこが新傾向の出題か明確ですので、注意すべき部分を落とさないよう大きくメモをしたり、目立つようにマーキングしておけば大丈夫です。難しい内容で、受験生の多くが対応出来なければ、その年は不問となり、翌年から採点対象となることもあるようです。実際に細かい採点方法は明かされていないので、真相は闇の中ですが、各試験学校が集計した結果では、データが出ています。

 

ボリューム検討・スパン割り(100分)

課題文からボリューム検討です。

用途や周辺情報から建物を建てられる大きさを出していきます。道路斜線高さ制限や外構施設(駐車場やテラス)から境界からの離隔を判断し、そこからスパン割りの検討をします。

ここからは、大空間や吹き抜けのある室、集合住宅の部屋割りを優先しスパン割りの方針立てをしていきます。同時に各室との動線に指定や室の階数指定、部門ごとのグルーピングを意識して、ボリューム検討した箱の中に当てはめていきます

 

計画の要点(60分)
記述問題です。建築計画、構造計画、設備計画等で注意したところ、配慮したところを記述していきます。出題によってはスケッチが求められます。
ここで注意すべきは、作図と記述で不整合がないかです。
資格学校や人により、計画の要点を先にやる派と作図を先にやる派で分かれます。
私は、作図を先にやると計画の要点が書ききれないという心配があるので、計画の要点→作図派です。不整合を減らすという観点では、作図→計画の要点の方が作図を見ながら記述できるので、良いという考えもあります。
作図(180分)
作図180分です。初めて書いたときは倍の6時間掛かっていたかもしてません。でも初製図で6時間は早い方かもしれません。
もちろん練習を積めばちゃんと早くなります。150分〜180分くらいまでになれば良いと思います。作図120分!というのも見たり聞いたりしますが、そこまで早く作図することにこだわる必要はないと思っています。目指すゴールは6時間30分で完成することです。180分作図が出来れば、ゴールするには十分です。
練習する中では、無駄な動きを無くす方法効率よく線を引く方法を意識します。私はペンを0.7だけで作図して、持ち替える無駄を省いています。縦の線を連続して書けば定規をクルクル回る必要ありません。階段やエレベーターなど決まった部分はある程度パターンを暗記すれば、考えなくても線が書けるようになります。そういった工夫で、180分作図を可能にしました。
見直し(30分)
課題文や記述問題、作図で不整合や見落としはないか、何度も見直します。作図が早いと、この見直しの時間が十分に取れます。そして、直しがあったときに落ち着いて修正が出来ます。平面図は直したけど断面図は直していない・・・!ってことにならずに済みます。

まとめ

以上が私の製図試験です。もっと他に潜在的に意識している部分があるかと思います。また各セクションに分けて細かく分析して言語化していきたいと思います!使う道具も色々調べたり試しました。また次の機会に。

製図試験は6時間30分の過酷な試験ですが、設計者の能力を試すことに特化した試験になっていると思います。クライアントの要望(=課題文)を満たす計画の立案、建築基準法の適合、締め切りまでの時間配分。

特に近年は、面積指定や階数指定がなくなり、建築法規不適合の採点が厳しくなっています。試験中の設計自由度が上がり、設計者として判断させる内容を増やしているという意図を感じます。建築設計は多くの人の生活、人生、時には命にまで影響を与える責任の重い仕事です。しっかりと能力のある人間に資格を与える必要がありますよね。

 

製図試験がどんなものかイメージ出来たでしょうか。この試験を乗り越えた者が、日本の建物を設計しています。ぜひ挑戦するときは、覚悟の上・・・!!

なんて。私にとって製図試験の勉強は、(まとまった時間は必要ですが、)あまり苦に感じることはなく、楽しく学べています。せっかくなら建築を楽しんで勉強してみてください。頑張りましょう!

 

 

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